愛犬に安心ご飯を
ワン!プレート〜今日の犬康食〜

豚肉を蒸して柔らかく


蒸しレタしゃぶ
*いももち
*ブロッコリー
*パプリカとトマトとズッキーニのそぼろ煮
*自家製麹甘酒
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トマトソースでアクセントを


鶏胸肉の出汁煮〜トマトソース〜
ポテトサラダ
茄子のおろし和え
牛蒡と人参のサラダ
ひじき煮
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注意事項
*写真の都合上、食材が大きかったり小皿等に盛り付けてありますが、
愛犬が食べやすい大きさやお皿で作ってみてください。
食材の大きさの目安はドッグフードと同じくらいか、それ以下です。
*野菜や穀類等の固い食材は細かく刻んだり、ペースト状にすると消化を良くします。
*摂取量は愛犬によって異なりますので、あげ過ぎずに少量で試してください。
*1日に必要なカロリーも愛犬によって異なりますので、
体型や便をチェックして調整したり、心配な方は獣医師様にご相談ください。
*初めて手作りに挑戦する方は、炊いたお米に小さく切った野菜入りの汁をかけた
『汁かけごはん』をおすすめいたします。
*ご飯の内容をいきなり変えずに、今までの食事と並行して与えながら徐々に慣れさせてください。
*大切なことは、愛犬に合うか合わないかです。愛犬の様子を見て判断してください。

愛犬に手作りご飯を与える前に

犬は本来、肉食の動物です。
そのため肉を消化することは得意ですが、野菜や穀物を消化することは苦手です。
しかし少量から始めたり、徐々に増やしたり柔らかく煮たりすることで慣れて消化できるようになります。
また、食物繊維が消化できないのは人間も同じこと。
細かく刻んだりすりつぶしたりして上手に食物繊維を与えることで
「腸のお掃除」「低カロリーで満足し、ダイエットになる」などのメリットがあります。
ただし食べ過ぎてしまうと腸内細菌によって発酵してしまいガスが溜まりやすくなるので、与えすぎには注意しましょう。

ドッグフードとの大きな違い

市販のドライドッグフードに含まれる水分が10%ほどなのに対し、
手作りのご飯は70%以上が水分となっています。
原料のかさが大幅に減るため、同じくらいの量を与えても体重が落ちてダイエットになります。
手作りのご飯はドッグフードより低カロリーなので、多少量を増やしても問題はありません。
愛犬の様子を見ながら与えていきましょう。

手作りのご飯はカルシウム不足になる?

ドッグフードにはカルシウムが大量に配合してあるものが多いので、
同じ量を手作りご飯から摂取するのは難しいと思われがちです。
しかし、わかめやひじき、青海苔などの海藻類、
明日葉や青梗菜などの野菜に含まれる自然素材のカルシウムは吸収率が高く
少しの量から充分摂取することが可能です。
また、自然素材のカルシウムは摂り過ぎてしまっても吸収されずに排出されます。
そのため余分なカルシウムが軟骨に蓄積されてしまう
「カルシウム過多」になりにくいというメリットがあります。

犬用のご飯に味をつけないのはどうして?

犬は人間と違い、ほとんど汗腺がありません。(足裏にわずかにある程度)
汗をかかないので人間ほど塩分を必要とせず、わざわざ添加する必要がないのです。
水分を充分摂取できていれば余分な塩分は排出されますが、
塩分過多の食事を続けると腎臓等を傷めたり、心疾患になるリスクも高まります。
また犬は味を感じる器官が人間より少ないので、そこまで味のこだわりはありません。
しかし塩味や甘味は美味しいと感じるため、
食べ慣れてしまうと味がないご飯を食べなくなってしまうこともあります。
ご飯を食べない子は、味のついたおやつの食べ過ぎが原因の場合も。
かつおだしや昆布だしをかけてあげることで嗜好性が上がって食べてくれるようになる子もいます。

ワン!プレートごはんとドッグフードのメリットとデメリット

ドッグフード
◎手間がかからない
◎療法食があるので疾患の進行をコントロールできる
◎長期保存が可能
◎食中毒や寄生虫感染の心配がほぼない
◎栄養バランスを考えなくても良い
◎低予算で購入できるものもある

×添加物が入っている
×原料や調理環境の詳細が確認できない
×開封後は酸化が進む
×安全性が保障されていない
×稀に混入物があることも

ワン!プレートごはん
◎食物アレルギーのアレルゲンが除去できる
◎材料を厳選できる
◎旬の新鮮な食材を与えられる
◎人間と同じ食材が使えて経済的
◎調理方法を自分で選択できる
◎摂取させたい栄養のある食材を取り入れられる

×調理が負担
×知識がないと栄養バランスが崩れてしまうこともある
×保存状況で食中毒のリスク
×調理方法によって栄養素の破壊、有害物質の発生
×食材の使い方や保存方法、調理法等で栄養素の変性を招く

どれくらいの量を、どうやって与えるの?

犬のご飯の量の目安は、胃の80〜90%くらいです。
頭の大きさ=胃の大きさと言われていますので、
愛犬の体重や便の量等を観察しながら調節していきましょう。
犬は目の前にある食べ物をお腹がいっぱいになるまで食べてしまいます。
一度にたくさん食べてしまっては負担がかかってしまいますので、
1日分の食材を2回に分けて与えると良いでしょう。
すぐにお腹を壊してしまいがちな子の場合は3〜4回に分けてあげると良いです。
また、当然ですが熱々のご飯を与えるのはNG。
人肌より少し温かいくらいが嗜好性が上がってよく食べてくれます。
ここで注意したいのは、ジャガイモや穀物等でんぷんが含まれているもの。
加熱後に冷蔵庫で冷やしてしまうと消化できなくなる特性があるので注意しましょう。